鮮魚 活魚 違い
皆さんこんなこと気になったことないですか??
魚屋さんやスーパーの魚コーナーに行ったときに目に飛び込んでくる「鮮魚」とか「活魚」というこんな文字。この文字を見ると「あぁ~ここで取り扱っている魚は新鮮なんだなぁ~美味しんだなぁ~」と思うけど、実は「鮮魚」と「活魚」は「新鮮」という大きなくくりの意味合いでは同じだけど、実はこの2つの言葉の意味には大きな違いがあるって知ってますか??
鮮魚と活魚の違いとは?
お店によっては水槽があってその中を元気に泳いでいる魚がいると思うけど、こういった「生きた魚」のことを「活魚」といいます。お寿司屋さんや居酒屋で水槽から泳いでいる魚をすくってくれたり、自分で魚釣りをさせてくれて釣れた魚をそのままさばいて刺身で出してくれるところなんかは正真正銘の「活魚」となりますね。
「鮮魚」というのはスーパーに並べられている鮮度のよい魚の事を言います。
「鮮魚」と「活魚」は両方とも新鮮というくくりでは同じだけど、大きな違いは「生きている魚」か「死んでいる魚」かということで区別されます!!
水槽であおむけ状態の魚は鮮魚?活魚?
「活魚」と「鮮魚」の違いは魚の命があるかどうかというところです。なので具体的に言うと水槽で元気に泳いでいる間は「活魚」となります。たまに水槽の中であおむけ状態になっている魚や水面にぷかぷか浮いて口をパクパクさせている魚がいますけど、これはまだ死んではいないのでギリギリラインでの「活魚」となりますねっ^-^だって死にかけているだけで生きているんですから・・・・そんな魚が水槽でぷかぷか浮いているだけの状態になるとこれは「活魚」から「鮮魚」へ変わったということになります。
刺身で食べて美味しいのは鮮魚?活魚?
刺身にする時の話ですけど、美味しい刺身を食べようと思ったら「活魚」と「鮮魚」どっちの方が美味しいと思いますか?
一般的なイメージでは刺身を食べるんだったらより鮮度の良い方が美味しいと思われているので、生け簀からすくい上げたその「活魚」をぴちぴちの状態でさっとさばいて食べる!!身もぷりっぷりっのこりっこりっでこれが一番旨い!!なんて思う人が多いけど実はそれ間違いなんです!!
魚が美味しくなるのは活魚から鮮魚に変わった状態からスタートします!!生きている魚にはATPといわれるアデノシン三リン酸という生体エネルギーがあるけど、これが鮮魚となったときに分解されて時間の経過とともに旨み成分のIMPといわれる「イノシン酸」に変わっていきます。
時間の経過とともに「活魚」のようなぷりぷり感はなくなってくるけど、その変わり魚が熟成していくので旨みはどんどん増えていきます。
ですので本当に美味しい魚というのは穫れたての魚(活魚)ではなく鮮魚ということになります。
ちなみにこれの究極が江戸前寿司のような「熟成寿司」となります。魚の種類にもよるけど魚の熟成期間はなんと驚きの15日間程度・・・・素人がやると普通に腐ってしまいますけどやっぱりプロは違います!!
熟成寿司には多くの時間と手間がかかっているので値段が高くなるのも納得ですね。
よりおいしい鮮魚を食べるには市場がおすすめ
より新鮮でおいしい魚を食べたいと思ったらスーパーで購入するより近くの市場へ購入しに行くのが一番いいですね。
スーパーの鮮魚だと店頭に並ぶまでに輸送の関係や商品にして並べるまでにどうしても多くの時間がかかってしまいます。そして一度に大量の鮮魚を購入しているのでその間の温度管理であったりとか細かいところの気配りとか実際どこまで出来ているのか分かりませんね。
しかし市場となると話は別。水揚げされて店頭に並ぶまでの時間はほとんどかかりません新鮮そのもの。だって港に併設されているのだから鮮度でスーパーに負けるはずがありません!!
新鮮な魚が食べたい!!でも近くに市場がない・・・
新鮮で美味しい魚が食べたいけど近くに市場がなかったり、わざわざ市場まで行くのはめんどうだという人はインターネットでの購入がおすすめですね。
インターネットでの購入だと水揚げされてすぐの新鮮そのものの鮮魚が梱包されて送られてくるので美味しいこと間違いなし。刺身で食べることも出来ちゃいますしね。
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