日産自動車 リコール 完成検査
今回日産自動車の「管理体制のずさんさ」や「法令軽視の体質」が発覚する事件が起こりました。さすがに今回の不祥事は消費者にも愛想をつかされそうな内容だ!!しかし何故こんなことになってしまうのか・・・
日産自動車といえば9月29日に社長である西川広人社長が記者会見をしたばかり・・・その内容は新車が完成した時に行う安全検査を無資格の従業員が行っていたというもの。
日産は国内に全6か所の完成工場があるがそこで本来は当たり前のことだが「資格を有している者」が行うはずの検査を「資格を有していない無資格者」が検査を行っていたことが発覚。この事件によって製造した自動車の安全性の担保がなくなった為今まで販売している約116万台がリコールになった。その他にも新車の在庫約6万台の販売を一時停止の処分を受けていた。
そして10月2日の記者会見で「すべて認定した検査員が検査を行う体制に100%なっている」と述べ新車の在庫の再点検を行って、3日には新車の販売を再開していた。
実際この時のニュースも衝撃的だったけどこの話にはまだ続きがあった。それが発覚したのが今日10月19日・・・・
9月29日の指摘を受けた後も国内全6工場のうち4工場で完成検査の際に無資格者の従業員が立ち会ってマフラーやドアロックなどの点検を実施していた。ちなみに4工場の内
3工場(追浜、栃木、傘下の日産自動車九州)ではブレーキの性能などを最終確認する完成検査の一部を既定の検査ラインの外側で実施を行っていたそうだ。
この事件をうけて現在すでにリコールになっている約116万台に加えてそれ以降に販売している約4千台が新たにリコールとなった。その他にも全6工場での新車の出荷が停止となった。
出荷停止の解除は再発防止策が整うまで解除されない・・・
その他にも日産といえば・・・・軽自動車で燃費の偽装問題も記憶の新しい。
日産には軽自動車を作るノウハウも工場も持っていないので三菱との合同資本の軽自動車開発会社「NMKV」を設立して製造は「三菱」にお任せしていたので直接的に日産は関係はなく三菱に足を引っ張られた。
しかし乗用車の出荷が停止になった今回、この軽自動車に日産は救われそうだ。お客さんに愛想つけられてなければ・・・
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